ここでは私の「食」に関するこだわりを書いてあります。 私は讃岐生まれのせいか特に麺類にこだわりがあり、また仕事で食品会社の仕事もやっていますので各種の食材に出会う機会が多くあります。そんな私が今までに体験したことから、各種思うことをとりとめも無く書いてみます。 |
うどんについて | そばについて | |
パスタについて | 肉について | |
魚介類について | 酒類について | |
果物について | 男の手料理 | |
「食」に関するいろんな情報のサイトを集めてみました。 |
私は香川県生まれで高校までは香川県に住んでいた。また父の仕事の関係で県内のあちこちを転勤しまくっていた。そんな私が大好きなのはやはりうどんである。 そもそもうどんの代名詞としてまで言われている讃岐うどんとはどういうものであろうか。 私が一番美味いと記憶しているうどんは、現在はどうなっているか分からないが、JR高松駅構内にあった立ち食いのうどんである。高校の頃で値段は当時50円くらいであったと記憶しているが、通学の途中よく立ち寄って食べたものである。 うどんの中で一番美味しいのは「きつねうどん」と「わかめうどん」である。甘辛く味付けした油揚げはうどんにぴったりの具である。また鳴門に近いせいか鳴門のしっかりしたわかめの入ったうどんも格別である。「てんぷらうどん」や「肉うどん」などは邪道である。本当に美味いうどんの場合、それらはうどんの味をこわしてしまう。 家庭で食べる美味いうどんを選ぶコツは、冷凍うどんか乾燥うどんを選ぶことである。本来は乾燥うどんの方が美味しいが茹でるタイミング等が難しく、ちょっとしたミスでその味を損なってしまう。冷凍うどんは茹で時間も短くわりと失敗しないようにできている。また味・コシもそのあたりのうどん屋で食べるよりもよっぽど美味く出来ている。そうなったのもこの三〜四年の間で、それまではメーカーによって味も大きく異っていたが、それ以降はメーカーによってもそれほど味は変わらなくなっている。ただお薦めは「加ト吉」と「ニチレイ」である。しかし技術の進歩にも感心するものである。 |
私は仕事でけっこう日本のあちこちへ行っているが、残念なことにあまり美味いそばに出会ったことがない。 その他日本の麺類としてはそうめんもあるが、そうめんは風流は味わえるが少しも食べた気にならず、我が家でも不評である。 |
パスタは私の大好物の一つであるが、これもやはりかなりのイタリア料理専門店へ行かなければ美味いものに出くわす機会が少ない。ちょっとしたレストランなどではとてもパスタと云えた代物ではない。 ヨーロッパへ行った折などはイタリアが一番楽しみである。パスタの種類は豊富だし、何と言っても美味い。ヨーロッパへ旅行して日本人が一番ほっとするのはイタリア料理を食べたときではなかろうか。 |
最近は年(?)のせいか肉を食べる量はめっきりと減ってきているが、肉と云えば霜降り、霜降りと云えば和牛である。ただ値段が高すぎてよっぽど何かの折にしか出会うことが無い。 我が家で日常食べているのはもっぱら輸入肉であり、20数年前、まだ輸入肉の人気の悪かった頃から愛用している。輸入肉は出始めの頃はとにかく安いオーストラリア肉などが出回り、輸入肉は安い・堅い・まずいの評価であったが、実際はその頃からも輸入肉にもいろいろとランクがあり、たまたま業者が安さを前面に打ち出すために一番下の方のランクの肉を市販した結果、そう云う風評が立ってしまったのである。実際はその頃からもレストランなどではすでに輸入肉が使用されていたのである。100g何千円の肉では和牛にかなうものはないが、100g数百円の肉ならば国産の肉より輸入肉の方が価格は半分でしかも肉質は軟らかく、味も肉らしい味がするのである。 現在はオーストラリア産等の肉でも、日本向けに飼育して柔らかく、かつ安い肉が大量に出回るようになり、一般に使用されるようになっている。 |
日本は魚介類の宝庫である。これほど沢山の種類と量の魚介類を食べる民族は他にいないであろう。また暖流と寒流に挟まれ、四季折々の味が楽しめる幸せな民族でもある。 魚介類の味を存分に楽しめるのはやはり刺身であろう。新鮮な素材をそのままに味わう最高の食べ方である。 食べ物特に魚介類の味はその鮮度によってまったく違ってくる。実際一番美味いものを食べる方法は産地へ行って地元の民宿等で食べる方法である。 だいたい何の食べ物でもそうであるが、新鮮なものは甘く、良い香りがしてこれぞ・・・・と思うが、市場に廻っているものはどれも鮮度を失い、甘くなく、香りもせず、ただ嫌なくせのあるにおいがするだけとなる。 |
酒類については、私は大学の時寮に入ったせいで日本酒から始めたがなぜか20才を越えた(?)あたりから日本酒のにおいが嫌になり、以来洋酒党となっている。ただ日本酒でもいいやつの冷やだけは今でも飲める。今は見かけなくなったが一時凍結酒なるものが売られていたがあれは最高に美味かったと記憶している。大分前にそのメーカー関係の人と話す機会があったが凍結酒の場合、普通よりもかなり良い酒でなければならないし、程良く凍らすためには添加物も入れられないし、そのコスト、また流通段階の問題で広めるには難しかったらしい。 現在私が愛飲しているのはビールはキリンのラガー、ウィスキーはサントリーのオールドである。私はタバコはハイライトを吸っているが、ビール・ウィスキーも同じで、飲むとき(吸うとき)はクッと来ても後に口の中に嫌なにおいやくせの残るものはあまり好まない。その点ラガーはうってつけであるし、ウィスキーは他に変わるものが無いのでオールドを飲んでいる。スコッチウィスキーやブランディは後に残るのであまり好まない。ただバーボンは美味いと思う。飲むときは独特の香りがするが後に嫌みが残らないのでボトルキープなどの時はバーボンを選んだりする。ただ日本で売られているバーボンは少し値段が高めであるので日常ではオールドに決めている。 ワインも好きなもののひとつである。酒類を飲み始めた頃は赤が好きであったが、最近はもっぱら白専門である。よく魚料理には赤、肉料理には白とか云われているが、そんなことは気にせずに美味ければ良いと割り切ってしろばかり飲んでいる。 |
果物も最近あまり口にしなくなったものの一つである。 その点ヨーロッパの朝市などでは多少ぶかっこうでも新鮮で甘く美味しい果物が売られているのには感心する。何か日本だけが変わってしまったような寂しい思いにかられるものである。 |
私は大学時代最初は寮に住んでいたが、後に下宿に移り食費を少しでも抑えるために出来る限り自炊するようにしていた。(なにせ家からの仕送りがゼロでしたから。)そこで私なりに工夫して出来る限り簡単で、かつ材料費のかからない料理を考案していた。 結婚以来10年間ほどは料理とは離れていたが、十数年前家内が長期(一年半)入院し、家事の手伝いに母が田舎から出てきてくれていろいろと面倒を見てくれたが、食事の用意にだけは困っていたようであった。なにせこちらは私と育ち盛りの子供が三人で、田舎で年寄り夫婦二人だけで10年以上暮らしていたらなにせ食習慣がまったく違っていて、毎日何を作ったらよいのか思案に暮れていたようであった。そこで私が昔取った杵柄、早く帰れた日は私が夕食の用意をするようにした。 |